うちの猫”ミミちゃん”が茶色い液体を大量に吐くようになり、心配になって6月に血液検査をしてみることにした。
結果は非常に良くて13歳とは思えない数値だと先生に言われたが、ひと月半ほど様子を見たが状況は変わらない。
そこで8月になって超音波検査をすることにした。
何事もありませんように…祈りながら臨んだ検査だったが、腸の周辺(外側)に腫瘍が、しかも、広範囲で確認できるとのこと。
詳細を知るには全身麻酔でCTスキャンをするか、細胞の一部を切って調べるかが必要だと言われた。
ただ、CTスキャンで腫瘍の状態は詳しくわかってもそれが悪性なのか、どの程度アグレッシブなのかは判断できない。
でも、腫瘍が腸の周りという微妙な位置にあるため、開腹して細胞を切除するのは勧めないと言われた。
体の小さなうちの猫に毎日ステロイド注射をすることにかなり抵抗があったのだが、しばらく考え抜いた後、コルチゾール(ステロイド)治療を開始することにした。
同時にローマでホメオパシー専門の獣医を探した。
検診をしてもらい、痛みを緩和や吐き気を抑えるホメオパシー治療も始めることにした。
ずい分と考えて、その度に泣いた。
そして決めたのは、抗ガン剤治療はしないということと、食事を受けつけなくなったり、痛みが強くなったら安楽死させる…ことだ。
痛みを抱えながら弱っていく姿は見るに耐えない。
と言いながらも、実際にそのときが来たら決断できるのか、それに「そのとき」は何をもって「そのとき」なのか…。
猫が「辛いからもう楽になりたい」って言ってくれたらどんなにいいだろうと思う。
ずっと前から予定していた9月末のスペインへの旅行と、10月末からの4週間の帰国もキャンセルした。
こうしてミミちゃんの闘病生活が始まった。
体調のいい日には「大丈夫かも」と喜び、体調がとても悪くて食欲がない日には不安になり、ミミちゃんの体調に一喜一憂する毎日だ。
悔いが残らないよう、最大限できるだけのことはする、と心に誓う。そして、奇跡が起こることを祈る。

